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アクロレントジヌス黒色腫の治療

アクロレントジヌス黒色腫(Acral lentiginous melanoma)は、皮膚の黒色腫のうち最も稀なタイプです。足底・手掌・爪の下、口腔や鼻腔といった粘膜部に発生しやすく、特にアフリカ系アメリカ人やアジア人、60歳以上の方に多く見られます。早期に発見すれば外科手術で完治が期待できますが、進行すると化学療法や放射線療法が必要となります。

症状

  • 爪の下に黒ずんだ基部や縦走する色素沈着(黒・茶・褐色)が現れる(爪黒色症)。
  • 手掌や足底に暗い色素斑ができ、他の皮膚がんと同様の見た目になる。
  • 粘膜部(口腔や鼻腔)に暗い斑点や色素沈着が見られることがある。
  • 皮膚の打ち身のような痣や、出血しやすい斑点が現れることもあります。

上記の症状が見られたら速やかに皮膚科や腫瘍科を受診してください。早期診断が治癒率を高め、転移を防ぐ鍵となります。

外科手術

  • 黒色腫の95%は外科的切除で治癒が可能です。腫瘍が皮膚の深さ約4mm以内で、リンパ節転移がない場合に特に有効です。
  • 必要に応じてリンパ節郭清を行い、腫瘍が深部に及んでいる場合は放射線療法や化学療法と併用します。
  • 爪の下に発生した場合は、爪全体を除去することがあります。
  • 切除範囲が大きいと皮膚移植が必要になることがあります。

化学療法・放射線療法

  • 腫瘍が皮膚以外の臓器へ転移した場合、手術に加えて化学療法や放射線療法が行われます。
  • 代表的な薬剤はダカルバジン(dacarbazine)で、点滴または経口投与されます。
  • 放射線療法は高エネルギービームで腫瘍部位に直接照射します。
  • 黒色腫は化学療法に対する反応が低く、転移が進行した場合の予後は不良です。

インターフェロン療法

  • 腫瘍がリンパ節転移または深さ4mm以上に達した患者に対して、免疫強化を目的にインターフェロンが使用されます。
  • 副作用としてインフルエンザ様症状、下痢、倦怠感が頻繁に現れるため、健康状態が良好な患者に限定されます。

その他の治療法

  • 早期発見が最も重要で、外科的切除が第一選択です。
  • 進行例では、遺伝子治療、血管新生阻害剤、バイオロジック療法などの実験的アプローチが検討されます。
  • ステージIII・IVの患者は、FDA未承認の新規治療を評価する臨床試験への参加も選択肢となります。

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