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ボウエン病の診断手順

ボウエン病(Bowen病)は、ゆっくりと成長する茶色またはピンク色の丘疹が、角質層で厚く覆われた皮膚がんです。主な原因は日光曝露とされていますが、ヒ素摂取やヒトパピローマウイルス(HPV)感染も関与します。その他の要因も考えられ、原因が不明なケースも多く見られます。

診断の流れ

  1. 全身の皮膚を詳しく観察し、日光が当たる部位に病変がないか確認します。ボウエン病は境界がはっきりした不規則な形状の単発病変として現れ、まれに色素沈着を伴うことがあります(特に性器や爪の部位)。

  2. 患者の生活歴を聴取し、日光曝露の有無やヒトパピローマウイルス16型の感染、ヒ素の体内濃度を検査することが推奨されます。

  3. 局所麻酔下で皮膚生検を実施し、毛包構造も含めてサンプルを採取します。

  4. 採取した組織は皮膚病理専門医(皮膚病理学者)に送付し、組織学的所見を評価します。ボウエン病では表皮全層にわたる異形成が見られ、風に揺れるような細胞配列が特徴です。基底層は保たれたまま、毛包上皮まで異常な角化細胞が広がります。

  5. 顕微鏡で詳細に観察し、上真皮に中等度のリンパ球浸潤、角化細胞の個別角化、細胞分裂像、多核細胞、空胞化が認められるか確認します。しばしば、淡い色の角化細胞が「ガラス様細胞質」を呈し、表皮内に不規則に散在します。

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