体内の漿膜(せろーさ)とは何か?
漿膜(セロウサ)とは
漿膜は、様々な臓器や体腔の最外層を形成する薄くて透明な膜です。内側に臓器に直接接する臓側層(臓膜)と、体腔の壁を覆う壁側層(壁膜)の二層から構成され、漿液を分泌して臓器表面を潤滑し、摩擦を減少させます。
代表的な漿膜の例
- 腹膜(ふくまく):腹腔を覆う漿膜で、胃・腸・肝臓・脾臓などの腹部臓器を覆い、腹壁を裏側からも覆います。腹膜液が臓器同士の滑らかな動きを助けます。
- 胸膜(きょうまく):胸腔を覆う漿膜で、肺を覆い胸壁に接します。胸膜液が肺と胸壁の摩擦を減らし、呼吸を楽にします。
- 心膜(しんまく):心臓を包む漿膜で、心臓に直接付着する臓側心膜と外側の壁側心膜の二層構造です。心膜液が心臓の動きを潤滑し、外部からの衝撃から保護します。
- 滑膜(かつまく):関節腔を覆う漿膜で、滑液を分泌し関節の潤滑と栄養供給を行います。
漿膜は体腔内の臓器を保護し、摩擦を低減させることで恒常性の維持に重要な役割を果たしています。
