クレアチニン血清検査で異常が出たときの原因と対策
クレアチニン値が上昇(高クレアチニン血症)
急性腎障害(AKI)
クレアチニン上昇の最も一般的な原因です。血流低下、腎細管障害、尿路閉塞などが要因となります。
慢性腎臓病(CKD)
時間とともに腎機能が徐々に低下します。主な原因は糖尿病で、他に高血圧、心疾患、肥満、喫煙などが関与します。
筋肉損傷
クレアチニンは筋肉代謝の老廃物です。激しい運動、外傷、筋疾患などで筋肉が損傷すると血中クレアチニンが増加します。
薬剤の影響
一部の薬剤はクレアチニン値を上げることがあります。抗生物質、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、シメチジン、ラニチジンなどが該当します。
クレアチニン値が低下(低クレアチニン血症)
筋肉量の低下
筋肉代謝産物であるクレアチニンは、筋肉量が少ないと低くなります。加齢、栄養不良、がんなどが原因です。
妊娠
妊娠中は血液量が増加し、相対的に筋肉量が減少するためクレアチニンが低下します。
肝疾患
肝臓はクレアチニンの除去に関与します。肝機能障害があると血中クレアチニンが低下することがあります。
