喉頭がんとは何か
喉頭がんの概要
喉頭がんは声帯(喉頭)にできるがんです。喉頭は軟骨で構成された器官で、気管の上部かつ咽頭の下部に位置し、空気が通過する際に音を作り出します。
がんの発生部位
主に喉頭内の扁平上皮細胞から発生し、扁平上皮がん(スキモーシス細胞がん)と呼ばれます。発生しやすい部位は次の通りです。
- 声帯を含む声門部(グロッティス)
- 声帯上部の上声門部(スーパ―グロッティス)
- 声帯下部の下声門部(サブグロッティス)
リスク要因
喉頭がんは比較的稀で、全がんの中で占める割合は小さいですが、以下の要因がリスクを高めます。
- タバコ喫煙:特にシガレットの煙に含まれる有害物質が喉頭の細胞を損傷し、がん化を促進します。
- 過度の飲酒:大量のアルコール摂取はリスクを上昇させ、喫煙と併用すると相乗効果があります。
- 有害物質への職業曝露:アスベスト、二酸化硫黄、ホルムアルデヒドなど。
- ヒトパピローマウイルス(HPV)感染:特にHPV-16、HPV-18が若年層の喉頭がんに関与しています。
- 胃食道逆流症(逆流性食道炎):胃酸が喉頭に逆流し、慢性的な炎症を引き起こすことがあります。
主な症状
症状は以下のように現れます。2週間以上続く場合は医師の受診をおすすめします。
- 嗄声(かすれ声)や声の質の変化
- 嚥下困難(飲み込みにくさ)
- 持続的な喉の痛みや異物感
- 慢性的な咳
- 原因不明の体重減少や食欲不振
- 首のリンパ節腫脹
- 耳の痛みや不快感
早期発見の重要性
上記の症状がある場合は、速やかに医療機関で評価・診断を受けることが大切です。早期に発見し治療を開始すれば、治療成績が大幅に向上します。
