Phlegmasia cerulea dolens(青紫色血栓性静脈閉塞症)とは?
Phlegmasia Cerulea Dolensとは
Phlegmasia Cerulea Dolensは、主に脚や骨盤の深部静脈が突然完全に閉塞することで起こる、稀ながら重篤な疾患です。血液が心臓に戻れず、患部が腫れ、痛みを伴い、青紫色に変色します。
主な原因
- 脚や骨盤への外傷:骨折や外傷で静脈が損傷し、血栓ができやすくなります。
- 脚や骨盤の手術:手術による血管損傷が血栓リスクを高めます。
- 特定の基礎疾患:がん、心不全、妊娠などは血栓形成を促進します。
- 薬剤:経口避妊薬やホルモン補充療法などは血栓リスクを上げます。
- 肥満
- 喫煙
症状
症状は急激に出現し、短時間で悪化します。主な症状は以下の通りです。
- 患部の腫れ
- 激しい痛み
- 青紫色の変色
- 触れると冷たさを感じる
- 圧痛
- 歩行困難
重症例では組織壊死や切断が必要になることがあります。
治療法
Phlegmasia Cerulea Dolensは緊急疾患です。速やかな治療が不可欠です。主な治療は次のとおりです。
- 血栓除去のための緊急手術
- 血栓溶解薬の投与
- 腫れを抑えるための圧迫ストッキングや包帯
- 患部の挙上
- 疼痛管理のための鎮痛薬
場合によっては、組織損傷を防ぐために切断が選択されることもあります。
予後
予後は症状の重症度と治療開始の速さに左右されます。早期に適切な治療を受ければ多くの患者は完全に回復しますが、慢性的な疼痛、むくみ、皮膚潰瘍などの合併症が残ることもあります。
症状が疑われたら、すぐに医療機関を受診してください。
