C細胞過形成と結節性甲状腺疾患
結節(甲状腺結節)
甲状腺内で細胞が塊状に集まったものを結節と呼び、結節性甲状腺疾患の兆候です。Cedars‑Sinai Health Systemによると、結節の約5%しかがん化しません。
C細胞過形成
C細胞過形成は、比較的まれな甲状腺癌である髄様甲状腺癌の前段階と考えられます。正常なC細胞が異常に増殖することで病変が形成されます。
識別
この過形成は、甲状腺本来の細胞ではなく、甲状腺細胞間に存在する特殊なC細胞から発生します。C細胞はカルシトニンというホルモンを産生します(New York Thyroid Center, Columbia University)。
診断
血中カルシトニン濃度はC細胞過形成や髄様甲状腺癌の感度の高いマーカーです。2007年の『Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism』の研究でも、甲状腺結節患者に対する定期的なカルシトニン測定が早期診断に有効と報告されています。
予後
髄様甲状腺癌は早期に発見されにくく、他臓器への転移が起こりやすいため、他の甲状腺癌に比べ死亡率が高くなります。
