ダニと羽毛のアレルギーについて
ダニとは?
ダニは人間やペットが脱落させた死んだ皮膚細胞を餌に生きる、肉眼ではほとんど見えない微小な生物です。人は毎週約10 gの皮膚細胞を shed(脱落)し、猫や犬はそれ以上の量を shed するため、ダニにとっては豊富な食料源となります。
人は毎週約10 gの皮膚細胞を shed しています。
ダニはどこにいるか
ダニが好むのは、死んだ皮膚細胞やフケが多くたまる場所です。特にマットレス、枕、頻繁に使用される家具、カーペットなどに集中しています。マットレス1台には10万〜1,000万匹のダニが潜んでいるとされ、2年使用した枕の重量の約10%はダニとその排泄物です。カーペット1ヤード(約0.9 m)でも10万匹近くが生息しています。
マットレスや枕はダニが集まりやすい場所です。
ダニアレルギーの症状
ダニの排泄物に含まれるタンパク質は、目のかゆみや喘息発作をはじめ、以下のような症状を引き起こすことがあります。
- 呼吸困難、咳、夜間の頻繁な覚醒
- 花粉症様症状(鼻づまり、鼻水、くしゃみ)
- 乳児の湿疹、目や鼻、喉のかゆみ・赤み・涙目
- 副鼻腔の圧迫感、後鼻漏
- まれに首回りに発疹が出ることも
屋内が密閉されている、温度が高い、湿度が上がると症状は悪化しやすくなります。
目の赤みやかゆみはダニアレルギーのサインです。
羽毛について
鳥の羽毛自体は強いアレルゲンではありませんが、ダニの生息場所としては好都合です。実際、羽毛やダウン入りの枕・寝具はダニの増殖を助長すると言われています。しかし、ニュージーランドの研究(BMJ掲載)では、合成繊維の枕に比べ羽毛枕の方がダニ数は約8分の1に抑えられることが確認されています。
定期的に洗濯し、低アレルゲン仕様の枕カバーを使用すれば、羽毛製品からのダニ曝露は大幅に減らせます。
羽毛は強いアレルゲンではありません。
曝露を減らす具体的な対策
1. アレルギー対策カバーでマットレス・枕を包む。これはダニへの曝露を最も効果的に低減します。
2. 週1回以上、枕やベッドを真空掃除機で吸い取り、マットレスにはプラスチックまたはウレタンのカバーを敷く(Consumer Reports 推奨)。
3. 寝具は熱湯(最低60℃)で毎週、もしくは最低でも2週間に1回は洗濯し、冷水用のダニ除去洗剤を併用すると効果的です。ぬいぐるみやカーテンも同様に定期洗濯します。
4. ダニは温暖で湿度の高い環境を好むため、室温・湿度は低めに保ちます。こまめに掃除・拭き掃除を行い、乾いた布より湿った布で拭くとダニを除去しやすくなります。
5. 空気清浄機や適切な換気を行い、エアコン・暖房のフィルターは定期的に清掃します。
乾いたダスターより湿った布を使うと効果的です。
