ミルクアレルギー
ヤギ、羊、バッファローのミルクは、重篤なアレルギー反応を引き起こすことがあります。米国アレルギー・喘息免疫学会によると、ミルクアレルギーは子どもの最も一般的な食物アレルギーで、ほとんどは16歳までに自然に治ります。米国喘息・アレルギー財団やNIHの研究は、ヤギミルクが牛乳よりアレルギーを起こしにくいという説を裏付けていません。牛乳アレルギーの子どもは、ほとんどの場合ヤギミルクにもアレルギーがあります。
症状はミルク摂取後数分〜数時間で現れます。免疫系が過剰に反応し、ヒスタミンや抗体が放出されることが原因です。根本的な治療はミルクの摂取を避けることです。
アレルギー症状
米国医師会の報告によれば、食物アレルギーは過去10年で子どもで18%増加しています。ヤギミルクアレルギーの症状は軽い蕁麻疹や湿疹から、命に関わるアナフィラキシーまで様々です。主な症状は以下の通りです。
- 蕁麻疹、湿疹
- 喘鳴(ぜんめい)・呼吸困難
- 鼻水、くしゃみ、鼻づまり
- 腫れ、嘔吐、下痢、腹痛
- 目のかゆみ・涙目
- 喘息発作、咳
アナフィラキシーは急激な全身反応で、喉や舌の腫れによる呼吸困難、血圧低下、意識消失などが起こります。緊急時はすぐに救急車を呼び、エピペン(エピネフリン)による治療が必要です(メイヨークリニック)。
アレルギーと不耐症の違い
ミルクアレルギーと乳糖不耐症は別物です。乳糖不耐症は酵素欠損による消化不良で、免疫系は関与しません。主な症状は腹部膨満、腹痛、ガス、下痢です。ヤギミルクも牛乳同様に乳糖を含みますが、含有量はやや低めです。
注意点と代替ミルクの選び方
- アナフィラキシーは生命を脅かす緊急事態です。直ちに医療機関へ。
- 牛乳アレルギーの人は、医師の検査なしにヤギミルクを飲むべきではありません。
- ヤギミルクにアレルギーがある場合、豆乳や米乳が比較的安全ですが、豆乳にもアレルギーを引き起こすたんぱく質が含まれることがあります。
