乳児のアレルギー症状と治療法

鼻アレルギー

  • 症状:かゆみや鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみや涙。

    原因:ハウスダスト、動物のフケ、カビ、タバコの煙などが主な原因です。

    治療法:市販の鼻詰まり解消薬や抗ヒスタミン薬が有効です。必要に応じて鼻スプレーが処方され、重症例(喘息様症状)では鼻用ステロイドが検討されます。

    副作用:眠気や軽い鼻の刺激、鼻血が起こることがあります。ステロイドは成長抑制の可能性があるため、必ず小児科医と相談してください。

食品アレルギー

  • 症状:鼻づまり、発疹、湿疹、顔面腫脹、腹部膨満、嘔吐、下痢、蕁麻疹、便秘など。

    原因:乳児に最も多いアレルギーです。母乳でも母親の食事が関与します。牛乳、卵、ピーナッツ、小麦、ナッツ、大豆、魚介類が主な原因食品です。

    治療法:回避が基本です。ミルクアレルギーの場合は、フォーミュラをアレルギー対応のものに変更します。母乳の場合は、母親が該当食品を除去します。重篤な症状が出た際は、エピペン(自己注射型エピネフリン)を使用し、すぐに救急車を呼びます。

    副作用:エピネフリン投与後に軽い震え、呼吸促迫、心拍数上昇、寒気、吐き気、喉の乾燥が見られることがあります。

環境アレルギー

  • 症状:蕁麻疹、紅斑、腫れ、口や舌の腫脹、呼吸困難、心拍数増加、めまい、嘔吐、下痢。

    原因:昆虫の刺傷(特に蜂)や医薬品中の化学物質が原因となります。

    治療法:蜂に刺された場合は、すぐに刺し針を取り除き、冷やす、カラミンローションや重曹ペーストを塗布します。痛みが強いときはアセトアミノフェンやイブプロフェンが有効です。重篤な呼吸困難や顔面腫脹がある場合は、医師の診察を受けエピネフリン投与が必要です。

    副作用:主な副作用は不安や泣き叫ぶことです。エピネフリン使用時は別途副作用が生じる可能性があります。

アナフィラキシー

  • 症状:呼吸困難、意識消失、顔・舌・喉・気道の腫脹(血管浮腫)など、生命に関わる状態。

    原因:特定のアレルゲンに対する過敏反応。

    治療法:直ちに119へ連絡し、救急車を要請します。エピネフリンの自己注射が第一選択です。症状に応じて静脈内ステロイドや気管支拡張薬が併用されます。

まとめ

  • 乳児のアレルギーは遺伝的要因が関与しやすく、早期発見と適切な対策が重要です。原因物質が判明したら徹底的に回避し、ラベル確認を怠らないようにしましょう。母乳の場合は母親がアレルゲンを除去することが必要です。予防が最善の治療です。

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