副鼻腔炎とアレルギーの主な原因は?
副鼻腔と鼻腔の構造
鼻は人体で最も敏感な部位のひとつで、前頭洞、上顎洞、篩骨洞、蝶形洞の4つの副鼻腔があります。各副鼻腔は鼻腔と開口部でつながり、粘膜で覆われています。感染やアレルギーなどで鼻粘膜が刺激され炎症が起きると、粘液の排出が妨げられ、副鼻腔に圧力や痛み、くしゃみ、咳が生じます。緑色の粘液は副鼻腔炎のサインです。抗生物質や抗ヒスタミン薬で治療できます。
主な副鼻腔炎・アレルギーの原因
風邪
風邪は副鼻腔炎の最も一般的な引き金です。鼻粘膜の炎症により鼻汁の排出が滞り、鼻詰まりと圧迫感が生じます。その結果、粘液が副鼻腔にたまり感染が起こります。抗生物質で治療します。
インフルエンザ
インフルエンザウイルスが体内に侵入すると、鼻腔に大量の粘液が分泌されウイルスを洗い流そうとします。過剰な粘液で鼻粘膜が腫れ、同様に副鼻腔炎を引き起こします。
ほこりや粒子状の刺激物
屋内外のほこりや空気中の刺激物は鼻腔に付着し、くしゃみや目のかゆみといったアレルギー症状を誘発します。重度のアレルギーは鼻の排泄路を塞ぎ、結果として副鼻腔炎になります。ベナドリルなどの抗ヒスタミン薬が有効です。
鼻ポリープ・鼻閉塞
鼻ポリープは鼻粘膜が腫れた良性の隆起で、空気の流れを妨げます。アレルギー体質の人に多く見られ、鼻が詰まると細菌が増殖し副鼻腔炎を引き起こします。
花粉
春先に風に乗って飛散する花粉は、アレルギー性鼻炎の主な原因です。鼻腔内に花粉が付着するとくしゃみや目のかゆみが出ます。
動物の毛(ペットダンダー)
猫や犬の毛や皮膚のフレークは「ペットダンダー」と呼ばれ、吸入すると鼻アレルギーを起こすことがあります。
ダニの死骸(ダニのフン)
ダニは布団やカーペットに住み、その糞や死骸が空気中に舞い上がります。吸入すると鼻粘膜が刺激され、アレルギー症状や副鼻腔炎の原因となります。
治療と予防
症状に応じて抗生物質、抗ヒスタミン薬、鼻洗浄などを用います。定期的な掃除やアレルゲン回避、適切な湿度管理が予防に役立ちます。
