熱が出たときに体温が上がるのはなぜ?
熱が出ると、体は体温を上げて感染症と戦います。高い温度は多くの細菌やウイルスが生存できない環境を作り、免疫細胞の働きも活発化させます。
体温が上がる仕組み
- 感染が起こると、体内でピロゲンという物質が血流に放出されます。
- ピロゲンは視床下部(体温調節の中枢)に届き、体温の設定点を上げる指示を出します。
- 設定点が上がると血管が収縮し、皮膚への血流が減少します。これにより体が冷えていると感じ、震えが起こります。震えは筋肉の収縮で熱を産生します。
- 筋肉が速く収縮・弛緩を繰り返すことで、さらに熱が生成されます。
- 体温が上昇すると皮膚の汗腺が汗を分泌します。汗が蒸発する際に熱を奪い、体温を下げようとします。
- この「体を温める」→「汗で冷ます」のサイクルは、感染が完全に排除されるまで繰り返されます。
以上のプロセスにより、熱は体が感染と闘うための自然な防御機構となります。
