アルツハイマー病は進行性で根本的な治療法はありませんが、症状の進行を遅らせる薬物療法があります。

薬物療法の概要

メイヨークリニックによれば、病気の進行を遅くできる薬は主に2種類です。

コリンエステラーゼ阻害薬

ドネペジル(アリセプト)、リバスチグミン(エクセロン)、ガランタミン(ラザジン)などが代表的です。これらは脳内のアセチルコリン濃度を高め、認知機能の低下を一時的に改善しますが、効果が現れるのは約半数の患者に限られます。

副作用

  • 下痢、嘔吐、食欲不振などの消化器症状が最も一般的です。
  • めまい、頭痛、失神などの症状が出ることもあります。

ナメンダ(メマンチン)

NMDA受容体拮抗薬であるメマンチンは、過剰なグルタミン酸から神経細胞を保護します。コリンエステラーゼ阻害薬と併用されることが多く、使用者の一部にめまいや錯乱、気分の変動が報告されています。

その他の薬剤

アルツハイマー患者は不安、うつ、睡眠障害を伴うことが多く、これらの症状緩和のために抗不安薬、抗うつ薬、睡眠導入薬が処方されることがあります。