認知症におけるアプラクシアの対処法とケアガイド
認知症の患者が以前は当たり前にできていた動作を忘れ、日常の簡単な作業すらできなくなる状態を「アプラクシア」と呼びます。アプラクシアのケアには、忍耐強さと、生活環境やルーティンをできるだけ変えない工夫が不可欠です。
必要なもの
- 歩行補助具(杖、ウォーカーなど)
- 柄がはっきりした服(パターン付きの衣類)
実践的な対処手順
家庭内の道具や日課はできるだけ変えず、予測可能な環境を保ちます。例えば、いつも使っているキッチンツールをそのまま使用し、食事の手順を覚えやすくします。
作業は一つずつ段階的に行います。例えば入浴の準備は「タオルを取る」「水を出す」「浴槽に入る」のように分けて指示します。
道具は本来の用途で使用します。概念性アプラクシアの場合、スクリューをナイフで締めようとするなど混乱が起きやすいので、正しい工具を示してあげます。
食事はフォークやスプーンを使わず、食べやすい大きさに切り分けます。鋭利なナイフは安全な場所に保管し、誤って使用しないようにします。
歩行が不安定な場合は、杖やウォーカーなどの移動補助具を導入し、理学療法や作業療法で関節や筋肉の動きをサポートします。
