血管内AAA修復手術
AAA 動脈瘤とは
動脈瘤は血管が拡張し、壁が弱くなることで破裂リスクが高まります。腹部大動脈瘤(AAA)は下半身へ血液を供給する大動脈が対象で、破裂すると致命的です。また、血栓ができやすく、四肢の切断や生命に関わる合併症を引き起こすことがあります。
手術の概要
血管内AAA修復術は、鼠径部に小さな切開を行い、X線透視(フルオロスコピー)でステントグラフトを患部まで導入します。ステントグラフトは血管を支えて拡張を防止し、開腹手術に比べて創口が小さく侵襲が少ないのが特徴です。
手術後の経過
通常、入院期間は2〜3日です。術後は定期的な外来受診とCT検査でステントの位置や機能を確認し、合併症の有無をチェックします。
適応基準
すべての患者がこの手術の対象になるわけではありません。骨盤の解剖構造、血管のサイズ・状態、動脈瘤の位置・大きさなどが手術適応を左右します。
留意点
高リスク患者(既往症が多い方)にとっては有益ですが、開腹手術に比べて長期的に追加のメンテナンス(再介入や検査)が必要になる場合があります。
