エルブ・デュシェンヌ麻痺における上肢の姿勢を理解する
エルブ・デュシェンヌ麻痺の上肢姿勢
エルブ・デュシェンヌ麻痺では、上肢が内転・内旋し、肘は伸展した状態になります。前腕は回内し、手首は屈曲したままです。この姿勢は「ウェイターのチップ」姿勢と呼ばれ、腕を胸に寄せたような形が特徴です。
原因
この麻痺は、腕神経叢の上部根(主にC5・C6)に損傷が起こることで発生します。出産時の牽引や分娩時の外傷が主な原因で、神経が引っ張られることで神経根が損傷します。
症状
損傷の程度により症状は異なります。軽度の場合は腕の筋力低下にとどまりますが、重度になると肩から手までの完全な麻痺が生じます。
治療法
治療は主に理学療法で、関節可動域と筋力の回復を目指します。神経の損傷が重い場合は、神経再建術や移植手術が検討されることがあります。
