腹部大動脈瘤の原因
腹部大動脈瘤は、体内で最も太い血管である大動脈の一部が拡張し、膨らむ疾患です。進行すると背中に放散する腹部の痛みや、最悪の場合は血管の破裂を引き起こすことがあります。
概要
動脈瘤は血管の一部が局所的に拡張する状態で、主に脳(脳動脈瘤)と腹部(腹部大動脈瘤)に発生します。特に腹部大動脈瘤は、血管壁が薄くなり破裂リスクが高まります。
主な原因
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最も一般的な原因は動脈硬化(アテローム性動脈硬化)です。報告された症例の約80%が動脈硬化に起因し、血流による圧力が弱くなった部位を拡張させます。
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遺伝的要因も重要です。血縁者に同様の動脈瘤がある場合、若年で発症するリスクが高まります。
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外傷や事故で大動脈が損傷した場合も、動脈瘤が形成されやすくなります。
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免疫不全、薬物乱用、心臓弁手術後の真菌感染などが血管壁の弱体化を招き、動脈瘤のリスクを増大させます。
その他のリスク要因
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喫煙、糖尿病、高血圧、高コレステロール血症は、動脈硬化を促進し動脈瘤の発生リスクを高めます。
症状
多くの場合、腹部大動脈瘤は無症状であり、CTや超音波検査で偶然に発見されます。症状が現れると、主に以下のような痛みが報告されます。
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腹部中央部の鈍い痛みが背中に放散し、姿勢を変えると軽減することがあります。
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動脈瘤が拡大すると、強い背部・腹部痛が続き、姿勢変化で緩和しない場合は破裂の危険性が高まります。
治療法
腹部大動脈瘤は外科的に修復されます。主に以下の2つの方法があります。
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開腹手術:大動脈を直接切開し、人工血管で置換します。
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血管内手術(エンドバスキュラー手術):小さな切開でステントグラフトを血管内に挿入し、瘤部を補強します。侵襲が少なく回復も早いです。
手術後は定期的な画像検査と経過観察が必要です。
