数年後の摂食障害(神経性無食欲症)はどのように現れるか

神経性無食欲症(摂食障害)患者は、数年にわたる栄養不足により、身体的・精神的・医学的に深刻な変化を示します。以下に主な症状をまとめました。

外見的特徴

極度の痩せ:骨が浮き出て、肋骨や鎖骨がはっきり見えるほど痩せます。

体重減少:脂肪と筋肉が失われ、骨格が際立った外見になります。

蒼白な肌色:栄養不良と血流低下により、顔色が悪くなります。

脱毛・髪のもろさ:栄養不足で髪が細くなり、抜け毛が増えます。

乾燥肌:皮膚がカサつき、ひび割れやフケが目立ちます。

爪の脆さ:爪が割れやすく、形が変形します。

脱水症状の兆候:目がくぼみ、唇が乾燥し、皮膚が裂けやすくなります。

むくみ(浮腫):電解質バランスの乱れにより、手足や足首にむくみが出ることがあります。

月経不順・無月経:ホルモンバランスの崩れで、生理が不規則になるか、完全に止まります。

筋力低下:筋肉組織が分解され、日常動作が困難になることがあります。

精神的・心理的影響

不安感:体重増加への強い恐怖と慢性的な不安が続きます。

うつ症状:悲しみ、絶望感、活動への興味喪失などが見られます。

摂食障害の持続:食行動や体像への執着が長期にわたり続きます。

認知機能障害:記憶力・集中力・判断力の低下が報告されています。

気分の変動:栄養不足とホルモン変化により、感情の起伏が激しくなります。

社会的引きこもり:外見へのコンプレックスや体調不良で、対人関係を避けがちです。

食べ物への執着:実際に食べないものの、料理やレシピに過度に関心を持つことがあります。

医学的合併症

骨量減少・骨粗鬆症:骨密度が低下し、骨折リスクが高まります。

心血管系障害:不整脈、低血圧、心機能低下が起こりやすくなります。

臓器機能障害:腎臓・肝臓・消化器系などの機能が低下します。

低血糖:栄養摂取不足により、重度の低血糖が起こり、倦怠感や意識障害、痙攣を引き起こすことがあります。

胃腸障害:便秘や消化不良が頻発します。

体温調節障害(低体温):寒さに対する耐性が低下します。

電解質異常:カリウム、ナトリウム、マグネシウムなどの不足が深刻な合併症を招きます。

症状の出方や重症度は個人差がありますが、早期の専門的な治療が重要です。

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