神経性無食欲症と神経性過食症の違いとは
神経性無食欲症(Anorexia nervosa)と神経性過食症(Bulimia nervosa)は、どちらも食行動の乱れと体重・体形への執着が特徴の摂食障害です。しかし、症状やリスク、治療アプローチには重要な違いがあります。
神経性無食欲症の特徴
・健康な体重を維持しようとせず、極端に体重を減らすことを目指す
・体重増加への強い恐怖感と、歪んだ身体イメージがある
・食事摂取を厳しく制限し、過度な運動を行うこともある
この結果、栄養失調・脱水症状が起こり、心臓や腎臓の機能障害、骨粗鬆症など深刻な健康問題を引き起こします。
神経性過食症の特徴
・大量の食事(過食)を短時間で行い、その後に嘔吐、下剤・利尿剤の使用などで食べたものを排除する(排泄)
・過食と排泄を繰り返すことで体重コントロールを図る
・過食後に過度な運動を行うこともある
主な健康リスクは脱水、電解質バランスの乱れ、歯のエナメル質損傷などです。
発症年齢・男女比・治療の違い
両障害とも女性に多く見られますが、神経性無食欲症は思春期から成人初期に発症することが多く、神経性過食症は思春期後期から成人初期に始まります。
治療は心理療法、薬物療法、栄養指導を組み合わせて行います。早期に専門家の支援を受けることで回復可能です。
専門家への相談をおすすめします
摂食障害の疑いがある場合は、速やかに医師やカウンセラーに相談しましょう。適切な治療により、症状は改善し、健康な生活を取り戻すことができます。
