小児喘息の治療法
小児喘息とは
喘息は肺の慢性炎症により気道(気管支)が可逆的に収縮する状態です。子どもの気道は細いため、症状が重くなりやすく、発作時には平滑筋が収縮し、気道が腫れて呼吸が困難になります。
必要なもの
- ピークフローメーター
- 血液検査項目(動脈血ガス、CBC、血液培養、化学パネル)
- 酸素飽和度モニター
- 酸素供給装置
- 定量吸入器(MDI)
- 輸液(経口または静脈)
- ステロイド薬(IV、注射、経口)
- ネブライザー治療
- 抗生物質(細菌感染が疑われる場合)
治療手順
- ピークフロー測定:ピークフローメーターで発作の重症度を評価します。緑色=正常、黄色=警告、赤色=重篤で、積極的な治療が必要です。
- 検査結果の取得:動脈血ガスで酸素・二酸化炭素濃度を確認し、CBCや電解質で感染や脱水の有無を判断します。
- 酸素飽和度のモニタリング:SpO₂を測定し、必要に応じてブロウバイ酸素、鼻カニュラ、または酸素フードで酸素補給します。SpO₂が88%以下の場合はより積極的な処置が求められます。
- 薬剤投与:救急用吸入器(例:サルブタモール)と吸入ステロイド(例:プルミコート)を使用します。入院が必要な場合は筋肉注射または静脈投与のステロイド(例:ソルメドール)を行い、ネブライザーで24時間治療し、ステータスアスチマティクスを防ぎます。血培養で細菌が確認されたら広域抗生物質を追加します。
- 輸液療法:分泌物を液化し脱水を改善するために、軽度はPedialyteやスポーツドリンク、重度はD5/LRや0.9%食塩水を静脈投与し、カリウムなど必要な電解質を補います。
