なぜ頻脈は喘息を引き起こすのか
頻脈が喘息患者にみられる主な理由
喘息は気道の炎症と狭窄を伴い、呼吸が困難になることで交感神経が活性化しやすくなります。交感神経が刺激されると心拍数が上がり、気道が拡張して酸素供給が促進されます。
1. 交感神経系の活性化
喘息発作時の呼吸努力の増大は「闘争・逃走」反応を引き起こし、心拍数が上昇します。
2. 低酸素症(低酸素血症)
重度の発作では血中酸素が不足し、心臓は酸素供給を補うために拍動を速めます。
3. 肺過膨張
閉塞した気道により空気が肺に閉じ込められ、肺が過膨張すると心臓に圧迫がかかり、心拍数が上がります。
4. 感情的ストレス
喘息は不安やパニックを誘発しやすく、これらの心理的要因も心拍数上昇の原因となります。
5. 薬剤の副作用
ベータ刺激薬(サルブタモール、テルブタリンなど)は心臓を直接刺激し、頻脈を引き起こすことがあります。
頻脈は喘息に伴う一般的な反応ですが、根本の喘息管理と頻脈を助長する要因の除去・調整により、心拍数のコントロールと症状改善が期待できます。
