感覚過負荷シミュレーションの活動

感覚過負荷は、感覚が混乱したりストレスを受け、読解や作業に集中できなくなる状態です。自閉スペクトラム症やアスペルガー症候群に多く見られ、過度の刺激は感情的な爆発や崩壊を引き起こすことがあります。本シミュレーションは、感覚過負荷時に何が起きるかを体験させ、障がいを持つ人への理解を促すことを目的としています。

読解力テスト

周囲に大きな会話や高音量のステレオ、掃除機の音などの聴覚的刺激を配置し、被験者に物語の数段落を読んでもらいます。同時に他の人が被験者を突く・たたく、ランダムな数字を叫ぶ、無関係な本を朗読するなど、注意を分散させます。読了後に内容について質問し、集中力の低下を確認します。

鏡描画

紙に幾何学的図形を描き、鏡に映した状態で被験者に見せます。大音量の音楽を流し、懐中電灯で鏡を点滅させるなど視覚・聴覚の刺激を加え、同じ図形を正確に写すよう指示します。単純な作業でも感覚過負荷があると困難になることを体感させます。

触覚シミュレーション

米で満たしたボウルに小さなクリップや安全ピンを混ぜます。照明を点滅させ、バックグラウンドノイズを流しながら、被験者に米からクリップと安全ピンを分別させます。触覚情報が混乱する様子を再現します。

集中力課題

カラフルなテーブルクロスで机を覆い、バランスの取れない椅子に座らせます。手には裏返しにしたゴム手袋を装着させ、明るいデスクライトを点灯。周囲に人を配置して動きを制限し、照明を点滅させ、騒々しい音楽やファン、電話の鳴り声、会話などの音を加えます。その状態でブロック塔の構築、絵画、短い物語の執筆、簡単な計算などを行わせます。

動画シミュレーション

感覚過負荷の人が世界を見る様子を映像で作成します。背景音を大量に入れ、カメラを上下左右、斜めに急激に動かし、時折回転させます。最初は天井方向、次に床方向へと移動させ、再び天井へ戻す演出です。光過敏や発作を起こしやすい人は視聴しないよう注意を促します。

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