自閉症の初期症状と早期発見のポイント
自閉症(ASD)は、社会的相互作用の極度の障害と、非言語・言語コミュニケーションの困難を特徴とする発達障害です。多くの自閉症児は、繰り返し行動や独特な行動パターンを示します。出生1000人に対し、約3〜6人が自閉症と診断されます。
非常に早期の症状
- 生後16か月までに言葉を全く話さない
- 1歳までに泣き声や赤ん坊語(バブリング)が出ない
- 1歳までに手を振る・指差す・ジェスチャーをしない
- 2歳までに2語を組み合わせて話さない
- 成長過程で言語や社会性が失われることもある
上記の兆候が見られたら、速やかに医療機関で評価を受けましょう。
社会的相互作用の障害
- 常に一人でいたがる、他者との距離を置く
- 抱っこや身体的な接触を嫌がる
- 感情表現が乏しい
- 目線・表情・ジェスチャーといったボディランゲージが少ない
- 遊び方が異常、または遊び自体が苦手
- 聞こえていないかのように振る舞う
コミュニケーション能力の低下
- 言葉の発達が遅れ、話す内容が不自然
- 会話を続けられない、聞いた言葉をそのまま繰り返すエコラリア
- 欲求や感情を言葉で表現できない
- 想像的な遊びが乏しい
特異的な習慣・行動
- 奇抜な遊びや執拗な反復行動
- 儀式的・こだわりの強い行動、変化を嫌う
- 興味の対象が極めて限定的
- 体の動きを繰り返す、物の一部に執着する
その他の行動特徴
- 激しい癇癪や過活動・低活動
- 自傷行為や攻撃的な行動
- 睡眠・食事リズムの乱れ
- 注意力が散漫、危険な状況でも恐怖心が薄い
- 痛覚の過敏または鈍感、気分の変動が激しい
早期にこれらのサインを見つけることで、適切な支援や療育を早く開始でき、子どもの発達に大きなプラス効果をもたらします。
