体験学習と自閉症

体験学習とは何か

船に乗って初めて帆走を学ぶように、実際に体験することが重要です。

体験学習(エクスペリエンシャル・エデュケーション)とは、実際に体験し、その後で議論や振り返りを行う「学びながらやる」教育法です。経験を通じて自ら考え、意見を形成します。

体験学習を提唱した人物は

黒板だけでは学びきれないという考えが広がっています。

20世紀にジョン・デューイが体験学習の概念を広めました。教育哲学者として、情報を受動的に受け取る従来の教育より、直接的な経験が学びにとって価値が高いと主張しました。

自閉症への活用例

世界を体験することは学びの機会です。

自閉症の子どもは、視覚・触覚・嗅覚・味覚・聴覚といった感覚を通じて周囲の世界を探求し学びます。体験学習は、彼らの得意分野を活かし新たなスキルを育む手法です。標準テストではなく、体験の評価を通じて知識や能力を測ります。

実際の様子

タンラムパズルは空間認識と図形完成の学習に使われます。

体験学習の教室は学習センターで構成され、子どもは自分のペースで課題に取り組みます。正解はなく、発見が目的です。例えば、タンラムパズルを用いて絵を完成させる課題では、子どもはピースを観察し、自分が作りたい形を想像して組み立てます。他の子どもと同じ絵になる必要はありません。

体験学習を活用する理由

自閉症の子どもは体験から得たアイデアを図面のように表現できます。

体験学習は自閉症の子どもに思考とコミュニケーションの機会を提供します。コミュニケーションが課題となりがちな子どもにとって、体験を通じた表現はポジティブな手段です。例として、HBOの特番で自閉症の子どもたちが自ら楽曲や短い劇を作り、体験を通じて自分たちの考えを伝える様子が紹介されました。保護者はその変化に驚きを示しています。

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