ABAで自閉症児に教える方法
応用行動分析(ABA)は、自閉症の治療に用いられる離散試行療法で、唯一効果が実証された治療法です。ABAセラピストの需要が高いため、多くの家族が自宅でABAを実施することを選びます。以下は、ABAを用いて自閉症児に教えるための基本的なガイドです。
手順
1. ABAの基本を学ぶ
離散試行とは、指示→子どもの反応→正しい反応には正の強化、誤りや無反応には言語や身体的プロンプトで正しい行動を導く、というサイクルです。このサイクルを繰り返すことで、子どもはスキルを習得します。プロンプトが不要になるまで練習を続けましょう。
2. 記録を取る
一度に扱うスキルは少数に絞り、ジャーナルに記録します。正しくできたら「+」、誤ったら「-」と記し、言語プロンプトは「V」、身体プロンプトは「P」を付けます。3回連続で「+」が付き、かつ「V」や「P」が無い場合、そのスキルは習得とみなします。
3. 一貫性を保つ
最初に設定したルールは必ず守ります。子どもが指示に従わない場合でも、手助けしながら必ずタスクを完了させます。規則を緩めないことで、子どもは何が期待されているかを理解します。
4. 適切な正の強化を提供する
セラピー開始前に子どもが好きな報酬(お菓子、親との遊び時間、コンピュータ使用など)を決めます。指示を正しく実行したときにのみ報酬を与え、徐々に正確な実行が求められるようにします。
5. 新しいスキルへ移行する
あるスキルを習得したら、次に適したスキルを選び、セラピーに組み込みます。段階的に新しい課題を導入していきましょう。
