重度自閉症とは?

重度自閉症(重度自閉スペクトラム障害)は、社会的交流やコミュニケーションに深刻な障害があり、限定的・反復的な行動が特徴的な自閉症スペクトラム障害のひとつです。日常生活を送る上で多くの支援が必要となります。

重度自閉症の主な症状

  • 社会的交流の重度障害:表情やジェスチャーなどの社会的サインを理解・反応しにくく、同年代の子どもとの関わりが限られ、孤立を好むことがあります。
  • コミュニケーションの重度障害:言語理解や使用に困難があり、発語が遅れるか全く話さないこともあります。エコラリア(聞いた言葉を繰り返す)や反復的な発話が見られることがあります。
  • 限定的・反復的な行動:揺れる、手をひらひらさせる、回転するなどの身体的な反復行動や、狭い興味範囲に執着し、変化に対して強い抵抗を示すことがあります。
  • その他の症状:多動性、衝動性、攻撃性、自己傷害、睡眠障害などが併発することがあります。

治療・支援のアプローチ

  • 早期介入:エデンバーグモデル(ESDM)や応用行動分析(ABA)などのプログラムは、社会的スキルやコミュニケーション能力の向上に効果があります。
  • 薬物療法:多動性や衝動性、攻撃性などの症状を緩和するために、適切な医薬品が処方されることがあります。
  • 特別支援教育:個別指導、言語療法、作業療法などを組み合わせた支援が必要です。学校生活での成功には、これらの専門サービスが重要です。
  • 生活支援サービス:自立生活を支えるために、居住支援、就労訓練、ソーシャルスキルトレーニングなどが提供されます。

重度自閉症は複雑な障害ですが、適切な治療と継続的な支援があれば、本人は充実した生活を送ることが可能です。

自閉症 - 関連記事