悪性貧血(PA)の症状と治療法

貧血は体内の赤血球が不足する状態です。その中でも、赤血球が異常に大きくなり正常に機能しにくくなる巨赤芽球性貧血の一種が「悪性貧血(Pernicious anemia、PA)」です。

原因

  • 胃で産生される内因子が不足するとビタミンB12の吸収が障害され、結果としてPAが発症します。

神経症状

  • 混乱、めまい、抑うつ感が現れます。
  • 長期にわたるB12欠乏は永久的な神経障害を引き起こし、四肢のしびれや感覚低下が生じます。
  • 記憶力の低下もよく見られます。

消化器症状

  • 吐き気、膨満感、ガス、胸やけが起こります。
  • 便秘や下痢、食欲不振も頻繁に報告されています。

乳児期の症状

  • 先天性のPAは出生直後に症状が現れます。
  • 舌の協調運動が不十分で授乳が困難、動作が遅く、刺激に対して過敏になることがあります。
  • 顔面の震えや成長障害が見られ、適切に治療しないと永久的な成長遅延につながります。

治療法

  • トロント大学の研究では、最初のビタミンB12注射後に経口投与を続けることでPA患者に有効であることが確認されています。
  • 内因子欠損がある場合でも、経口で投与したB12の1〜2%が吸収され、症状改善に寄与します。

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