輸血に関するガイドライン

輸血とは、静脈内ライン(IV)を通じて血液を体内に輸入する医療処置です。手術や外傷による大量出血、あるいは疾患により自ら血液を十分に産生できない場合に、安全に実施されます。

血液型

血液型はA、B、AB、Oの4種類があり、さらにRh(+)かRh(-)の区別があります。輸血時は受血者と同じ血液型の血液を使用しなければ、重篤な副作用を引き起こす恐れがあります。O型は約40%の人が持つ「ユニバーサルドナー」で、ほぼすべての血液型と適合します。一方、AB型は「ユニバーサルレシーバー」と呼ばれ、どの血液型でも受け取れます。

血液バンク

血液バンクは献血の採取、検査、保管、供給を行う施設です。献血が安全かつ健康な状態であることを確認し、血液型の判定も実施します。

輸血の準備

一部の血液バンクでは、輸血用血液から白血球を除去する「白血球除去」処理を行います。これは、受血者が献血された白血球に対してアレルギー反応を起こすリスクを低減するためです。

自分の血液の保存

大量出血が予想される手術前に、本人の血液をあらかじめ採取し保存することがあります。手術前に数回に分けて血液を採取し、血液バンクで保管されます。

家族・友人からの血液提供

血液型が合致する家族や友人から献血された血液を受け取るケースもありますが、近親者からの血液は免疫反応が起きやすく、放射線照射などの処理が必要です。特に妊娠可能年齢の女性は、子どもや配偶者からの血液を受けると将来の妊娠に影響を及ぼす恐れがあるため、注意が必要です。

費用

献血は無償で行われますが、血液センターは病院に対して検査・保管・輸血手続きにかかる費用を請求します。また、個人が自己血液を保存する場合や、病院側が検査・輸血処置に掛かる費用は、最終的に患者に請求されることがあります。

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