血栓除去の手順は何ですか?

血栓除去術とは

血栓除去術(thrombectomy)は、血管内にできた血栓を機械的に取り除く治療です。深部静脈血栓症(DVT)や肺塞栓症(PE)など、血栓が原因で起こる急性症状や長期的な合併症の予防に広く用いられます。

手順の流れ

手術は小さな切開から始まり、先端に小型カメラを備えた細い柔軟なチューブ(カテーテル)を血管内に挿入します。カメラ映像により血栓の正確な位置が確認でき、血栓が見つかったら以下のような方法で除去します。

機械的除去

バルーン、レーザー、ステントなどの器具を用いて血栓を捕捉・引き抜く、あるいは砕く方法です。

薬物溶解併用

血栓内の不活性プラスミノーゲンを活性化し、酵素プラスミンへと変換させる血栓溶解薬(血栓溶解剤)を局所的に投与します。代表的な薬剤には、アルテプラーゼ(Activase)、ストレプトキナーゼ(Streptase)、ウロキナーゼ(Abbokinase)があります。

効果とリスク

血栓除去術は高度な医療処置ですが、成功率は高く、血栓による急性症状の改善や将来的な合併症の予防に大きく貢献します。一方、出血や血管損傷などのリスクもあるため、術前の十分な評価と術後の管理が重要です。

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