白血球増加のメカニズムとは?
白血球増加(白血球症)とは
白血球増加、すなわち白血球数(WBC)の上昇は、体が通常より多くの白血球を産生・放出する状態です。感染や炎症、腫瘍などさまざまな要因で起こります。
主な原因
- 感染:最も一般的な原因です。病原体と戦うために骨髄が白血球の産生を増やします。
- 炎症:組織が損傷・炎症すると、炎症性サイトカインが放出され、白血球の産生が刺激されます。
- 癌:白血病や一部の固形腫瘍は骨髄の正常細胞を押しのけ、異常な白血球増加を引き起こします。
- その他の疾患:自己免疫疾患、アレルギー、特定の薬剤なども白血球数上昇の要因となります。
白血球増加のメカニズム
- 骨髄での産生増加:最も重要なメカニズムで、需要に応じて骨髄が白血球を多く作ります。
- 脾臓からの放出:脾臓は白血球の予備庫であり、必要に応じて収縮し血流に放出します。
- 血管壁へのマージネーション:炎症時に白血球が血管の末端へ移動し、組織へ浸出しやすくなります。
白血球増加のタイプ
- 好中球増加(好中球症):炎症反応に関与する好中球が増える最も一般的な形態です。
- リンパ球増加(リンパ球症):免疫応答に関わるリンパ球が増える形態で、感染や自己免疫疾患、特定の癌で見られます。
治療のポイント
治療は根本原因に応じて行います。感染が原因なら抗菌・抗ウイルス薬、炎症が原因なら抗炎症薬、腫瘍が原因ならがん治療が必要です。白血球数が著しく上昇している場合は、速やかに医師の診断を受けましょう。
