腓骨骨折からの回復
腓骨は一般に「すねの骨」と呼ばれ、体重を支える重要な骨です。腓骨が損傷すると歩行が非常に困難になります。正しい回復には時間と適切なケアが必要で、誤った処置はさらに損傷を招く恐れがあります。
腓骨骨折の見分け方
腓骨が折れた場合、部位に激しい痛みが生じます。腫れや触れると痛むこともあり、血流が障害されると足が冷たくなったりしびれることがあります。完全骨折の場合、脚の形が不自然に歪んで見えることがあります。通常、直接的な衝撃を受けた場合やコンタクトスポーツ、骨疾患、肥満、カルシウム不足の人に多く見られます。骨折が疑われたら、すぐに医師の診察を受けましょう。
応急処置の手順
腓骨骨折が疑われたら、以下の手順で応急処置を行います。まず、ブランケットで体を覆い、ショック状態を防ぎます。腫れによる血行障害を防ぐため、患部周辺の衣服はできるだけ取り除きます。その後、R.I.C.E(安静、氷、圧迫、挙上)を実施し、医師の診察を受けるまで続けます。
回復過程
医師が腓骨骨折と診断したら、骨の整復が必要かどうかを判断します。腓骨は脛骨に隣接しているため、脛骨が骨の位置をある程度保持し、整復が不要なケースもあります。疼痛緩和のために鎮痛薬が処方され、足はつま先から膝までのギプスで固定されます。松葉杖や車椅子での移動が推奨され、医師の許可が出るまで足に荷重をかけません。
ギプス除去後は、氷でマッサージし、1日3〜4回、各15分間行い腫れを抑えます。腫れが引いたら、温熱療法(温かい入浴、シャワー、温湿布)で血流を促進します。
筋力低下を防ぐために、適度な運動が重要です。まずは1日10〜15分程度の軽い歩行から始め、痛みや圧痛がなくなったら、同様の時間で軽いランニングを徐々に取り入れます。運動前後は必ずストレッチを行い、筋肉の硬直や再損傷を防ぎましょう。運動中や後に痛みや腫れが出た場合は、10分程度の氷マッサージを行います。回復するまで自動車の運転は控えてください。
たんぱく質を多く含むバランスの良い食事は治癒を促進します。また、食物繊維と水分を十分に摂取することで、便秘の予防にもつながります。
