沈降速度と多関節炎の関係
沈降速度(ESR)とは
採血後、検査技師が血液を専用チューブに入れ、1時間で赤血球がどれだけ沈降したかを測定します。正式名称は赤血球沈降速度(ESR)です。
測定の意義
メイヨークリニックによると、炎症が起こると血中タンパク質が変化し、赤血球が凝集して沈降が速くなります。したがって、沈降速度は体内の炎症程度を示す指標となります。
炎症と多関節炎
リウマチ性関節炎などの免疫疾患は関節組織を攻撃し、強い炎症を引き起こします。患者が多関節炎の症状を示すと、医師はESR測定を行い、免疫性疾患の関与を評価することが多いです(出典:WebMD)。
治療経過と疾患進行のモニタリング
ステロイドなど炎症抑制薬はESRを低下させます。医師は定期的にESRを測定し、薬剤の効果や疾患の進行(ESR上昇)を確認します。
限界と注意点
ESRは他の炎症マーカーに比べて特異性が低く、診断の補助的役割に留まります。そのため、近年は使用頻度が減少しています(出典:メイヨークリニック)。
