脂肪萎縮症(リポジストロフィー)の原因

脂肪萎縮症(リポジストロフィー)は、体内の脂肪組織が変性・異常に機能する疾患です。主に顔、腕、背中など特定の部位の脂肪が失われますが、原因は一つではなく複数の要因が関与しています。

繰り返しの注射

  • 同じ部位に何度も注射を行うと、脂肪組織に塊や腫れができ、軽度のリポジストロフィーを引き起こすことがあります。痛みは軽いものの、予防のために注射部位をローテーションすることが推奨されます。

抗レトロウイルス薬

  • プロテアーゼ阻害薬やインテグラーゼ阻害薬など、一部の抗レトロウイルス薬は脂肪組織の線維化を促し、リポジストロフィーのリスクを高めます。

遺伝的・家族性要因

  • 遺伝はリポジストロフィーの重要な要因です。糖尿病や心血管疾患など、家族内に代謝性疾患があると脂肪組織の変性が進みやすくなります。

その他の一般的要因

  • インスリン抵抗性、血中脂質・コレステロールの上昇、HIV感染などもリポジストロフィーの主要な誘因とされています。

治療法

  • リポジストロフィーは致命的ではなく、特効薬はありません。症状が目立つ場合は、局所麻酔下で脂肪の腫瘤や膨張部を外科的に除去する手術が行われます。

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