脚のキャストに関する事実とポイント
種類
脚の骨折に使用されるキャストは主に4種類あります。
・石膏キャストは、湿った石膏を含浸させたガーゼで形成し、24〜48時間で硬化します。
・ブレース(ハードプラスチック製)は、骨折が安定した後に装着し、治癒期間中に保持します。
・合成繊維(ファイバーグラス)キャストは、プラスチックストリップを含む軽量素材で、色のバリエーションも豊富です。
・スプリント(半キャスト)は、石膏板で作られる一時的な固定具で、後に他のキャストに置き換えられます。
長さ・形状
骨折部位や手術内容に応じて、さまざまなサイズと形状が選ばれます。
・ショートレッグキャストは膝下から足までを覆い、下腿骨折や重度の捻挫に使用されます。
・シリンダーキャストは大腿部から足首までを覆い、膝関節や下腿部の骨折、膝脱臼などに適しています。
・ロングレッグキャストは大腿部からつま先までを固定し、下腿骨折や大腿骨骨折の際に広範囲にサポートします。
・スピカキャストは股関節と健側の脚も含めて固定し、特に大腿骨骨折患者に用いられます。
治癒期間
キャストの装着期間は骨折した部位と治療内容により異なります。
大腿骨骨折は約12週間、脛骨・腓骨骨折は10〜24週間が目安です。体重を支える骨は治癒に時間がかかります。
禁忌・注意点
すべてのケースでキャストが適用できるわけではありません。
例として、足関節骨折(モルティス骨折)の場合はショートレッグキャストは不適です。また、膝に損傷がある場合はロングレッグキャストは使用せず、シリンダーキャストや外固定が選択されます。
禁忌がある場合は、外科的整復や外部固定装置(スクリュー等)で骨を正しい位置に戻す必要があります。
