手首の骨折治療法
手首の骨折は医学的には遠位橈骨骨折(distal radius fracture)と呼ばれます。橈骨は前腕の太い骨で、手首に近い部分を遠位端と呼びます。骨折の程度により治療法は異なります。皮膚が貫通する開放骨折は手術で整復が必要になることがあります。また、骨が複数箇所に折れている場合も外科的治療が求められます。骨折が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診してください。
必要なもの
- レントゲン撮影
- ギプスまたはスプリント
- 手術(必要な場合)
- 鎮痛薬
- ビニール袋(ギプス防水用)
- 理学療法
治療手順
- 受診とレントゲン撮影:手首のレントゲンを撮影できる病院や診療所で診察を受けます。レントゲンにより骨折の程度と手術の有無が判断されます。
- 患部の挙上:診察までの間、腕を上げておくと腫れが抑えられます。腫れがひどい場合は、ギプスを装着する前に数日間スプリントで固定することがあります。
- 手術の必要性の判断:骨折により腕が異常な角度で固定されている場合は、整形外科医の判断で手術が行われます。手術は骨を正しい位置に戻し、将来的な機能障害を防ぐ目的です。
- 疼痛管理:医師の指示に従って鎮痛薬を服用します。術後は処方薬が出ることもありますが、一般的には市販のイブプロフェンやアセトアミノフェンでも十分です。
- ギプスの防水:入浴時はギプスが濡れないようにビニール袋で覆い、乾燥を保ちます。
- 経過観察とキャスト除去:通常、ギプスは約6週間装着し、その後除去します。除去後は医師の指示でスプリントを使用します。
- 理学療法:ギプス除去後にリハビリを開始し、筋力と可動域の回復を図ります。自宅でもできるエクササイズを指導されます。
- 活動再開:医師の許可が出れば、スポーツや激しい運動を再開できます。多くの場合、キャスト除去後数週間で運動が可能ですが、フットボールなどのコンタクトスポーツはもう少し期間を置くよう指示されることがあります。
