Salter-Harris骨折の分類

Salter-Harris骨折は成長期の子どもに起こります。骨端線(成長板)付近の長骨、例えば大腿骨、上腕骨、橈骨などで発生します。Salter-Harris骨折は、損傷した骨と成長板の部位に基づき、5つの分類に分けられます。疑いがある場合は、適切な医療機関で診断・治療を受けることが重要です。

解剖学

成長板は長骨の端部にある薄い軟骨層で、骨端線と骨幹部(骨幹)をつなぎます。骨幹部のすぐ上が骨幹端(メタフィシス)で、骨端線の下が骨端(エピフィシス)です。Salter-Harris骨折は、これらメタフィシス、成長板、エピフィシスのいずれかまたは複数に及びます。

分類

Salter-Harris骨折はⅠ型からⅤ型までの5種類に分類されます。Ⅰ型は成長板のみの骨折、Ⅱ型はメタフィシスと成長板、Ⅲ型は成長板とエピフィシス、Ⅳ型はメタフィシス・成長板・エピフィシスすべてに及び、Ⅴ型は成長板の圧迫・粉砕損傷です。

症状

成長板が閉鎖するまでの子どもに起こり、突然の外傷後に遊べなくなる、腕や脚に変形が見られる、激しい痛みで使用できない、長期的な合併症で遊びが制限されるなどの症状が現れます。

治療

治療は骨折の分類により異なります。診断はX線やMRIで行います。Ⅰ型はキャストで固定すれば自然治癒が多く、手術はほとんど不要です。Ⅱ型は骨片が整合すればキャストで治癒しますが、ずれが大きい場合は手術が必要です。Ⅲ型~Ⅴ型は多くの場合手術が必要で、成長停止のリスクがあります。

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