皮膚のやけどの治療法
やけどの重症度と範囲の判断
やけどは深さで1度~3度に分けられます。
- 1度やけどは表皮のみが損傷し、痛み、赤み、腫れが見られます。
- 2度やけどは表皮と真皮の一部が損傷し、痛み・赤み・腫れに加えて水疱ができます。
- 3度やけどは皮膚全層が損傷し、黒くなる、白くなる、炭化したようになるほか、神経が壊れるため感覚が鈍くなります。
また、やけどの面積や部位により「軽度」か「重度」かが決まります。
- 1度やけどは、関節や顔、手足、尻部、股部など広範囲でない限り軽度です。
- 2度やけどは、直径が3インチ(約7.5 cm)未満であれば軽度とみなされます。
軽度やけどの応急処置
自宅で対処できる軽度のやけどは、以下の手順で処置します。
- できるだけ早く流水(できれば冷水)で5分以上冷やし、痛みが和らぐまで続けます。氷は直接当てないでください。
- 清潔なガーゼでやけど部位をゆるく覆います。圧迫したり、綿のボールやべたつく綿は使用しないでください。
- 市販の鎮痛剤(イブプロフェン、アセトアミノフェン、ナプロキセン等)を服用します。子どもや十代の場合はアスピリンは避けてください。
- バターや軟膏を塗らないでください。水疱がある場合は破らずにそのままにします。
重度やけどの対処法
広範囲の2度やけど、またはすべての3度やけどは生命に関わる可能性があります。以下を守り、直ちに救急車(119)を呼びましょう。
- 火源から離れ、燃えている衣類は無理に除去しない。
- 救急隊が到着するまで可能であればやけど部位を心臓より高く上げる。
- 大きなやけどを水に浸すとショックのリスクが高まるため、浸さない。
詳しいガイドラインは、米国国立衛生研究所(NIH)の「やけどの治療」資料をご参照ください。
