核ストレステスト(心筋血流画像)を受けるべき理由
核ストレステスト(心筋血流画像)は、微量の放射性トレーサーを使用し、特殊なカメラで心臓の画像を取得する診断検査です。検査は「安静時画像」→「トレッドミルによる負荷」→「負荷後画像」の3段階で行われ、血流が不足している部位は放射性物質の取り込みが低下し、画像上で心筋の損傷範囲が明らかになります。
冠動脈疾患の診断
冠動脈は心臓へ血液を供給する大血管で、動脈硬化などでプラークが付着すると血流が阻害されます。核ストレステストは、冠動脈疾患の有無と病変部位、進行度を評価し、胸痛や息切れの原因が冠動脈疾患かどうかを判断する材料となります。
治療効果の評価
既に冠動脈疾患などの心疾患がある患者では、治療や過去に実施した手術・血管形成術の効果を確認するために核ストレステストが用いられます。また、運動に対する心臓の反応や安全に実施できる運動負荷のレベルも評価できます。
心臓のサイズ・形態の把握
画像から心臓の大きさや形状を測定し、心拡大の有無を判断できます。心拡大は心臓弁膜症や高血圧など、心臓に過度の負荷がかかる疾患で起こります。さらに、駆出率(心臓が血液を拍出する割合)も同時に測定でき、心機能の全体像が把握できます。
治療方針の決定
血管造影で確認された狭窄が、血管形成術(アンジオプラスティ)を必要とするかどうかの判断材料として核ストレステストが実施されることがあります。
