診断
米国リウマチ学会が定めた診断基準では、全身に広がる筋肉痛が18箇所のうち11箇所以上の圧痛点で認められるほか、関節痛、疲労感、睡眠障害、認知機能障害が含まれます。
症状
米国線維筋痛症協会(NFA)によれば、疲労は単なる「眠い」状態ではなく、日常生活の最も基本的な動作さえ妨げる「全身的な消耗感」と定義されています。
薬物療法
米食品医薬品局(FDA)承認の薬剤として、抗うつ薬のシンバルタ(デュロキセチン)と抗てんかん薬のリリカ(プレガバリン)が疲労と疼痛の緩和に効果があります。また、医師の判断で覚醒剤リタリン(メチルフェニデート)などの刺激薬が日中の眠気対策に処方されることがあります。
運動
耐えられる範囲での軽度な運動は、体力を向上させ疲労感の軽減につながります。ウォーキングや水中エクササイズなど、負荷が少ないプログラムが推奨されます。
睡眠管理
不安薬や睡眠導入剤は、入眠や深い睡眠を促進し、日中の疲労を減少させます。睡眠環境の改善と併せて医師に相談すると良いでしょう。
代替療法
マッサージは筋肉の緊張を和らげ、睡眠の質向上に寄与します。また、ビタミンB12やビタミンDの不足が線維筋痛症と関連する可能性が指摘されており、サプリメントの使用は医師と相談の上で行うことが重要です。
