乳児の胸部渋滞に対する家庭療法

湿度を上げる

胸部渋滞を和らげるには、粘液を薄めて排出しやすくすることが重要です。加湿された空気を吸うことで粘液が柔らかくなります。以下の方法で室内の湿度を上げましょう。

  • 加湿器で冷たいミストを発生させる。
  • 蒸気発生器で温かいミストを作る。
  • 赤ちゃんを浴室に入れ、ドアを閉めたままシャワーやお風呂の湯で蒸気を発生させる(約15分が目安)。ただし、過度に暑くしたり寒くしたりしないよう注意し、直接蒸気に当てないでください。

加湿器や蒸気発生器は、カビ防止のために毎日漂白剤や酢を使って清掃し、製造元の指示に従ってください。細菌増殖を抑えるために、水にひとつまみの塩を加えると効果的です。

粘液の除去

粘液が薄れ始めたら、赤ちゃんは自然に咳き込んで排出します。鼻に粘液がたまっている場合は、シリンジ(吸引器)で優しく吸い取ります。決してシリンジで空気を吹き込まないでください。使用後は毎回洗浄しましょう。授乳前にシリンジで鼻をきれいにすると、食事がしやすくなります。

鼻腔用の生理食塩水を使用すると、鼻汁をさらに薄められます。鼻汁が胸部に流れ込み、渋滞を悪化させることがあるため、定期的に鼻をケアすることが大切です。市販のベビー用製品を活用すると便利です。

頭部を高くして寝かせる

赤ちゃんの頭部を少し高くして寝かせると、呼吸が楽になります。枕は使用せず、背もたれを少し傾けるか、ベビー用の傾斜シートを利用してください。

医療機関への受診が必要なサイン

胸部渋滞は重篤な疾患のサインであることがあります。以下の症状が見られたら、すぐに医療機関に連絡してください。

  • 発熱がある
  • 血液や異常な色の粘液が混じっている
  • 無気力または過度に苛立っている
  • 耳の痛みや赤みがある
  • 呼吸が苦しそう、または喘鳴(ぜんめい)がある
  • 咳や渋滞が数日以上続く
  • 症状が重いと感じた場合

早めの受診が赤ちゃんの回復につながります。

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