喉頭乳頭腫症の治療法
概要
喉頭乳頭腫症は、ウイルス感染により喉頭(声帯)や鼻・喉の気道に良性腫瘍(いわゆるいぼ)ができる病気です。主に3歳未満の子どもに多く見られますが、成人でも罹患することがあります。治療はほとんどの場合外科手術で行われます。稀な疾患ですが、腫瘍は再発しやすく、長期的な管理が必要です。
必要なもの
- 症状リスト
治療手順
- 症状の観察
言葉で訴えられない乳幼児でも、喉頭乳頭腫症の兆候を注意深く観察します。代表的な症状は、呼吸時に聞こえるヒューヒュー音(喘鳴)、嚥下困難、声の変化(音程低下や息が漏れるような声)、鼻孔の拡張や首の筋肉の緊張などです。
- 早期受診
上記の症状が見られたら、速やかに医師の診察を受けます。鼻咽頭鏡(ファイバースコープ)による検査で、腫瘍の有無を確認します。
- 緊急手術の実施
気道が著しく狭窄している場合は、すぐに手術を行います。声の変化だけが見られる場合は、計画的に手術を検討します。
- 再発の監視
腫瘍はほぼ必ず再発するため、定期的な経過観察が重要です。現時点で手術が唯一の根本的治療法です。
- 手術方法の選択
外科医に、従来の切除法と二酸化炭素レーザー切除法のどちらが適しているか、理由を確認します。多くの場合、レーザー手術が好まれますが、症例によっては従来法が選択されることもあります。
- 補助療法の検討
インターフェロン、インドール-3-カルビノール、リバビリン吸入などの薬物療法が、腫瘍の再発速度を遅らせる可能性があります。
- 気管切開の慎重な判断
他に代替手段がない場合を除き、気管切開は避けます。重度の喉頭乳頭腫症に対して行われた気管切開は、ウイルスの増殖を促進し、腫瘍の増大につながることが報告されています。
