TTYコール(テレタイプライター)とは何か?
TTY(テレタイプライター)は、聴覚や発話に障害のある人が通常の電話回線で通話できるシステムです。1960年代に聴覚障害者のロバート・ワイトブレヒト博士が開発し、当初は高価でしたが、1980年代には価格が下がり、現在では聴覚障害者が世界とつながる重要なツールとなっています。
概要
利用者は会話を声で行う代わりに、TTY端末に文字を入力します。相手もTTY端末を持っていれば直接文字のやり取りが可能です。相手がTTY非対応の場合は、テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)というオペレーターが通訳します。
テレコミュニケーション・リレー・サービス(TRS)
オペレーターが聴覚障害者の入力した文字を読み上げ、相手は電話口でゆっくり話します。オペレーターはその内容を文字に起こし、聴覚障害者に表示します。完全に聴覚障害がない人は通常通り話すことができ、オペレーターはその返答を文字化します。このサービスは24時間365日利用可能で、各州ごとに無料電話番号が設定されています。
外観
TTY端末は小型のタイプライターやパーソナルコンピュータに似た形状です。印刷機能付きのものや、画面だけのシンプルなものがあります。
TTYとTTDの違い
TTYは手動で文字を入力・送信する方式です。一方、TTD(Telecommunications Device for the Deaf)はコンピュータ支援またはデジタル方式の機器で、より高度な機能を備えています。
呼び出しインジケータ
TTY端末は音や音量で呼び出しを知らせる設定が可能です。完全に聴覚障害がある場合は、点滅するライトで着信を示します。
TTY着信の受け方
聴覚障害者が初めて着信を受ける場合、オペレーターが使用方法を簡単に説明します。その後、オペレーターが障害者が入力した文字を読み上げ、相手は通常通り話します。会話が一区切りしたら「go ahead」などの合図で次の発言を促します。
TTYエチケット
相手が聴覚障害者である場合、常に直接話しかけ、三人称で言及しないようにします。TTYでの会話は通常の会話より時間がかかりますが、相手の意思疎通に欠かせない手段です。
