難聴の主な原因2選:感音性難聴と伝音性難聴
難聴はさまざまな要因で起こりますが、最も一般的なのは感音性難聴と伝音性難聴の2タイプです。
感音性難聴(Sensorineural hearing loss)
内耳、特に蝸牛(かぎゅう)が損傷し、音の信号が脳に伝わりにくくなることで起こります。主な原因は以下の通りです。
- 遺伝性疾患や加齢
- 長時間にわたる大音量への曝露
- 特定の薬剤(例:アミノグリコシド系抗生物質、シスプラチン)
- 感染症やメニエール病
米国言語聴覚協会(ASHA)によると、感音性難聴は全永久性難聴の約70%を占めると報告されています。
伝音性難聴(Conductive hearing loss)
外耳や中耳に障害が生じ、音波が内耳へ届くのを妨げることで起こります。代表的な原因は次のとおりです。
- 耳垢(耳かゆ)による詰まり
- 中耳炎などの炎症
- 鼓膜の穿孔や損傷
- 耳小骨の異常・断裂
- 外耳道の良性腫瘍(例:外耳道ポリープ)
米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会(AAO‑HNS)は、伝音性難聴は適切な診断と治療により多くの場合回復可能であると指摘しています。
