外来・入院患者向けうつ病治療ガイド
うつ病の症状
国立医学図書館によると、以下のような症状が続く場合はうつ病の可能性があります。
- 持続的な悲しみや絶望感
- 興味や喜びの喪失
- 体重変化(増減)
- 睡眠障害(不眠または過眠)
- エネルギー低下、疲労感
- 価値感の低下や無力感
- 死や自殺に関する考え
症状がある場合はまず医師に相談し、適切な治療計画を立ててもらいましょう。
外来治療
外来で受けられる主な治療法は次のとおりです。
抗うつ薬
抗うつ薬は脳内の神経伝達物質の再取り込みを抑制し、気分・睡眠・食欲・集中力を改善します。効果が現れるまで数週間かかることがあります。また、副作用は個人差があり、他の薬との相互作用もあるため、医師に現在の服用薬を必ず伝えてください。
心理療法(カウンセリング)
認知行動療法や対人関係療法など、訓練されたセラピストとの対話を通じて、否定的な思考パターンを修正し、感情を整理することができます。
入院治療
重度のうつ病や薬が効かない場合、入院治療が検討されます。
電気痙攣療法(ECT)
精神科医が実施するECTは、短時間の電気ショックで脳に痙攣を起こし、症状を改善します。適応は、抗うつ薬が効果を示さないうつ病、重度の不眠や精神症状がある場合です。記憶障害や心拍リズムの変化といった副作用があるため、慎重に評価されます。
居住(リハビリ)治療
長期的なサポートが必要な高齢者などは、居住型施設(ハーフウェイホーム)で治療を受けます。ここではうつ病は「脳の機能障害」であることを理解し、以下のプログラムが提供されます。
- 個別・グループ・家族セラピー
- 対処スキルの習得
- 生活リズムの調整と社会復帰支援
訪問時間は制限されることが多く、施設のルールに従って生活します。
