A1Cの基礎知識
ヘモグロビンは赤血球内のたんぱく質で、酸素を運搬します。血糖がヘモグロビンに結合した状態(糖化ヘモグロビン)は約120日間持続するため、A1C検査では糖化ヘモグロビンの割合(%)を測定します。A1Cが高いほど血糖コントロールが不十分で、糖尿病合併症のリスクが高まります。
インスリン依存型の患者は年4回程度、インスリン非依存型は年2回程度の検査が推奨されます。糖尿病でない方でも、年次健康診断の一環で実施されることがあります。
検査の手順
検査前の特別な準備は不要です。空腹や食事の有無は結果に影響しません。袖の短い服装にすると、採血部位へのアクセスがしやすくなります。
医師または検査技師が、消毒した上で腕に止血帯(ゴムバンド)を巻き、静脈を探します。通常は手の甲や肘の内側の静脈から採血し、血液を採血管に入れます。採血後は止血帯と針を外し、止血用のガーゼや絆創膏で軽く圧迫します。検査自体は数分で完了します。
ほとんどの人にとって安全な検査ですが、軽いめまいや失神、採血部位の軽い痛みやあざが生じることがあります。あざは数日で自然に消えます。
結果の見方
臨床糖尿病ジャーナルによると、糖尿病でない人のA1Cは通常4〜6%です。糖尿病患者は7%未満を目標とします。A1Cが6%未満であれば、血糖コントロールは非常に良好と評価されます。一方、10%以上の場合は血糖管理が不十分で、腎臓病・心臓病・眼疾患などの合併症リスクが高まります。
