糖尿病患者のための食事と食品選び
糖尿病は、インスリンへの細胞抵抗性や膵臓からのインスリン分泌不足により、血中のブドウ糖をうまく処理できなくなる疾患です。パンやご飯、トウモロコシ、ジャガイモなどを食べるとブドウ糖が生成され、血糖値が上昇すると頭痛、倦怠感、神経過敏、動悸、イライラなどの症状が現れます。血糖値を安定させ、低血糖を防ぐために適した食品について解説します。
食物繊維
食物繊維は水溶性と不溶性の2種類があります。
- 水溶性食物繊維は消化管内でゲル状になり、食後の血糖上昇を緩やかにします。満腹感が続き、血圧降下効果も期待できます。大豆製品、野菜、大麦、オートブランなどが代表的です。
- 不溶性食物繊維は腸内を速やかに通過し、老廃物や余分な水分を排出します。便秘や痔、消化不良の改善に役立ちます。全粒穀物、シリアル、野菜、果物に多く含まれます。
たんぱく質
米国糖尿病協会によると、糖尿病患者が特別に多くのたんぱく質を必要とするわけではありません。高たんぱく・低炭水化物食が推奨されることもありますが、血圧が高い人は飽和脂肪の摂取を控えることが重要です。乳製品や動物性脂肪を減らし、魚、鶏肉、豆類、豆腐・納豆などの大豆製品を中心に摂りましょう。
例として、全粒粉のパンにヤギチーズ、ローストしたパプリカ、カラメルオニオンをはさんだサンドイッチや、全粒小麦生地にたっぷり野菜とフェタチーズを載せた自家製ピザなどがあります。
炭水化物
炭水化物は脳のエネルギー源であるブドウ糖を供給します。すべての炭水化物を排除すべきではなく、精製された小麦粉製品は避け、全粒穀物を選びましょう。食物繊維を含む炭水化物(全粒パスタ、全粒パン、オートミール、玄米など)は血糖値の急上昇を抑えます。食事の炭水化物量は栄養士と相談し、個々に合ったプランを立てることが大切です。
自分に合った食事プランを見つけ、血糖コントロールと健康維持に役立てましょう。
