糖尿病と低血糖の違い
定義
糖尿病は、体が血糖(ブドウ糖)を適切に調節できなくなる疾患です。インスリンの分泌が不足する、もしくはインスリンが働かないため、血中にブドウ糖が蓄積し、腎臓や眼、神経などの臓器を傷害します。
低血糖は血中ブドウ糖濃度が過度に低くなる状態で、主に別の疾患の症状として現れますが、糖尿病患者でも起こり得ます。米国糖尿病協会によれば、最も一般的な原因は糖尿病薬の使用です。
血糖値の基準
食事で摂取した炭水化物は血液中にブドウ糖として運ばれ、脳や体の細胞のエネルギー源となります。正常な血糖値は70〜99 mg/dLです。100〜125 mg/dLは前糖尿病、125 mg/dL以上は糖尿病と診断されます。70 mg/dL未満になると低血糖とみなされます。
糖尿病の主な症状
- 過度の渇き
- 空腹感
- 倦怠感
- 体重減少
- 視力低下(ぼやけ)
- 治りにくい傷口
- 手足のしびれやチクチク感
- イライラ感
低血糖の主な症状
低血糖の症状は糖尿病と重なる部分もありますが、以下のような特徴があります。
- 異常行動
- 二重視
- 心拍数の増加(動悸)
- 震え
- 不安感
- 発汗
- 失神(まれ)
- けいれん(まれ)
対策と注意点
両方の状態の治療は血糖値を正常範囲に戻すことです。低血糖の場合は速やかに糖分を補給し、根本原因となる疾患の治療が必要です。
糖尿病の場合は血糖値を長期的に安定させるバランスが重要です。過剰なインスリンや薬剤は低血糖を招き、インスリン不足は高血糖で生命に危険を及ぼします。
症状が疑われる場合は、必ず医師に相談してください。
