経腸栄養チューブの清掃と管理方法
経腸栄養チューブは、口腔や食道に問題のある患者に対し、手術で挿入したチューブを通して液体状の栄養を直接胃や小腸に送る代替給餌法です。感染性の異物が混入しないよう、常に清潔を保つことが重要です。清潔で乾燥した状態を保つことで、皮膚刺激も軽減されます。
経腸栄養チューブの種類
チューブの形状は、体外に数インチ伸びる長いタイプや、皮膚表面に密着させる短いタイプがあります。
腹部を通して胃壁に到達するものは「経皮内視鏡的胃造瘻(PEG)チューブ」と呼ばれます。
小腸の空腸部に挿入する場合は「経皮内視鏡的空腸造瘻(PEJ)チューブ」と呼ばれます。
給餌前の準備
手は石鹸と水で十分に洗浄し、汚染の可能性があるたびに再度洗います。
指示に従って栄養液を調製し、濃縮製品は滅菌水で適切に希釈してチューブを通りやすくします。
チューブ本体と周囲の皮膚を石鹸と水で清拭し、乾燥させます。
給餌開始前に滅菌水を20〜60 mL注入してチューブをフラッシュします。
給餌中の注意点
重力式給餌バッグ、延長チューブ、シリンジ、水供給、栄養液など、すべての機器を慎重に取り扱います。漏れやこぼれがあればすぐに拭き取り、手を洗います。チューブ内の流れを監視し、詰まりを防止します。
給餌後の処理
再度滅菌水を20〜60 mL注入し、残留栄養液を完全に排出します。
チューブ本体と周囲の皮膚を清拭し、しっかり乾燥させます。
チューブの詰まり対策
メーカーが推奨する除去剤を使用します。
膵酵素、半小さじの重曹、滅菌水20 mLを混合した溶液でチューブをフラッシュし、30分間放置します。その後、滅菌水を50 mL追加で注入します。膵酵素の使用は医師の指示が必要です。
