パーキンソン病患者の介護に必要な医療機器

パーキンソン病は神経系の変性疾患で、徐々に身体の動きが制御できなくなります。進行に伴い、手の震えから全身の麻痺まで症状が悪化し、日常生活の支援が必要となります。本稿では、患者さんの介護に欠かせない医療機器を紹介します。

電極(深部脳刺激)

深部脳刺激(DBS)手術では、脳に電極を埋め込み、運動機能の変動を抑えます。症状が主に右半身に現れる場合は左脳側に、左半身の場合は右脳側に電極を配置します。多くの患者は両側に電極を装着します。

インパルスジェネレータ(IPG)

IPG(インパルスジェネレータ)は、DBS手術で埋め込まれた電極に電流を供給する装置です。ペースメーカーと同様の仕組みで、患者は携帯型コントローラで電流の強さやバッテリー残量(約3〜5年)を管理できます。デバイスは鎖骨上の皮下に埋め込まれます。

リフトチェア

リフトチェアは座位から立位への移行を支援する医療用椅子です。患者が自力で立ち上がれなくなるにつれ、介助の負担を軽減し、本人の自立度を高めます。

車椅子

病状が進行すると歩行が困難になるため、車椅子が必要になります。背もたれがリクライニングできるタイプを選ぶと、リラックスや血圧上昇時に便利です。電動車椅子は自立度が高い一方、車への積み込みは手動・折りたたみ式が扱いやすいです。

病院用ベッド

病院用ベッドは、昇降や背もたれ角度調整などの機能が備わっており、患者の体位変換やベッドからの離脱をサポートします。自宅で使用する際は、安全に操作できるよう取扱説明書をよく確認しましょう。

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