障害者支援技術一覧

1998年に制定された『障害者のための支援技術へのアクセス改善法』は、支援技術(Assistive Technology)の定義と、州が支援技術イニシアチブを展開できるよう技術支援や資金提供を行うことを規定しています。支援技術は、障害者が自立した生活を送るための障壁を取り除くために使用され、補聴器や音声操作式車椅子などが代表例です。教育、就労、独立生活、社会参加、コンピュータや電話といった情報通信技術の利用など、さまざまな場面で障害者の生活を支援します。

拡張・代替コミュニケーション(AAC)

AACは、言語障害を持つ人が意思疎通できるよう支援する技術です。支援機器としては、音声合成装置(SGD)や音声出力コミュニケーション支援装置(VOCA)があり、文字や記号を入力すると合成音声でメッセージを発信します。多言語対応が可能で、利用者のニーズに合わせてカスタマイズできます。

音声合成システム

音声合成システムは、コンピュータソフトウェアとスクリーンリーダーを組み合わせて動作します。テキストを音声に変換する際、言語の文法規則や音素情報が組み込まれ、スクリーンリーダーはユーザーの指示や自動コマンドでテキスト読み上げ、検索、カーソル位置の説明、電子書籍の読み上げなどを行います。拡大表示機能を備えたスクリーンリーダーもあります。

コンピュータ画面拡大機能

画面拡大ソフトは、視覚障害者がコンピュータ画面を読みやすくするためのツールです。OS 標準のアクセシビリティウィザードは解像度やカラー、音声を調整しますが、専用拡大ソフトは特定領域や画面全体を高倍率で拡大でき、細かい設定が可能です。

電話用テレタイプライター(TTY)

TTY は、聴覚障害者が電話で文字情報をやり取りできるデバイスです。小型キーボードとテキスト表示画面を備え、電話回線に接続して文字を音声に変換し送受信します。リレーセンターのオペレーターが TTY を介して音声電話と文字電話をつなぐサービスも提供されています。TTY は TTD(聴覚障害者用通信機器)とも呼ばれます。

教育用支援製品

教室では、ページ自動送り装置、音声付き地球儀・電卓・カレンダー、音声入力付きタイピング指導ツール、音声対応ワードプロセッサなどが活用され、子どもから大人まで学習を支援します。

家庭用支援製品

スイッチ操作や特殊マウントにより片手で操作できるパーソナルケア製品や小型家電、ドアベルの点滅で聴覚障害者に通知するライト、字幕表示で視覚障害者が映像を楽しめるシステム、音声起動で家事を自動化するデバイスなどがあります。

移動支援製品

点滅や音声で案内する信号機、音声付きハンドヘルド GPS で盲目者の安全な移動を支援します。車椅子は、カートやスクーターから、腕や指で操作できるもの、立ち上がりやリクライニングが可能なものまで、利用者の能力やニーズに合わせて多様なタイプが提供されています。

点字支援製品

点字時計以外にも、Bluetooth 対応の点字キーボード、ノートテイカー、点字印刷用エンボッサ、点字翻訳機、スキャナー、リフレッシュ可能ディスプレイなど、点字ユーザー向けの製品は多岐にわたります。

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